始まりは、ステージⅣの癌でした
その日、個人病院にかかった私は「今すぐに大きい病院に行って」と言われ、
呼んでくれたタクシーで向かった市民病院にそのまま入院。
そこで告げられたのは「癌」という病名でした。
ある日、突然、普通の毎日が一変するって、本当にあるんです。
すぐに退院はしましたが、そこから、いつもとは違う毎日が始まりました。
闘病中の私が、毎日の日課にしていたのが、ご近所のお散歩。
時間に追われない生活の中で、ゆっくりと眺める景色は
空も、雲も、木々も、花も、本当に輝いて見えました。
季節の花を撮りたくて、少し遠くの公園まで足を伸ばしたり、
カメラを構えると自然に歩く距離も増えました。
自分の「大好き」や「感動」を切り取った写真は、
眺めていても、本当に癒されます。
お散歩写真は、闘病中のオアシスだっただけではなく、
その後の人生を変えるきっかけを作ってくれるものでもありました。
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